トリコモナスとは膣トリコモナスという言葉にもあるように、一般的に性病として認知されています。トリコモナスは寄生生物で、潜伏期間も長く、本人は症状が出るまで気づきにくいという特徴があります。このトリコモナスにならないための感染ルートについてや、症状や治療方法について理解しましょう。

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痒みが出る性病をまとめて紹介

性病にはいろいろな種類のものがあり、中には酷いかゆみが出るようなものもあります。

カンジダ

真菌といわれるカビの一種で、健康的な人でも口の中や皮膚・女性では膣内に存在している常在菌です。
常在菌は誰でも持っている菌で、本来感染力や増殖力などが弱いので普段は何も悪影響を及ぼしません。
しかし、偏食や体調不良、寝不足やストレスなどによって身体が疲れていたり免疫力を抑えるような薬を服用していると発症する場合があります。
特に糖尿病を持っている場合、免疫力が低下しているので性病に感染したり発症することがあるでしょう。
免疫力が低下し常在菌を抑制する力が弱まると過剰な増殖などが起こり、いろいろな症状が現れます。

毛じらみ

人に寄生するケジラミ感染から強いかゆみなどが生じる性感染症があります。
感染から1~2ヵ月ぐらいで発症し毛じらみは陰毛などに寄生しますが時には肛門周辺や腋毛・胸毛などにも寄生し、これらの部位に酷いかゆみが出現することがあるでしょう。
主な感染経路として性行為による陰毛などの接触がありますが、家庭内においてタオルを共有することによって感染することもあります。

亀頭包皮炎

こちらの性病はペニスがかゆかったり、ペニスから臭いがしたり、変なカスが出ます。
一般的に子供の病気と思われがちですが大人でも発症することがあるので注意が必要です。
性行為や自慰・包茎による不衛生な状態が続くことにより発症する病気で、患部に細菌や雑菌などが繁殖してしまい酷いかゆみやただれ・赤みなどの症状を起こします。
軽度の症状なら自然に治癒することがありますが、そのまま放っておくと悪化する恐れもある病気です。

また、外陰炎や疥癬・いんきんたむしなどに感染するとかゆみが発生することがあるので、早急な対応をおすすめします。
日頃から身体を清潔にしたり他人と関係する際にも予防することをおすすめします。
何かしら異変を感じたらすぐに医師に相談し、早い段階で処置することによって悪化を避けることができるでしょう。

痒みに対しての正しい対処法とは?

性病のかゆみへの対処で共通して大切なのは、洗って清潔にするとき以外は可能な限り患部に触れないことです。
かゆいと掻きがちですが、患部がただれて悪化したり、触れた手指が原因で別の部位に症状が出たり、他人に感染する可能性もあります。
早めに医療機関を受診して処方された薬を正しく使います。
パートナーがいる場合はいっしょに受診した方がよいケースもあります。

カンジダの治療に必要な薬は抗真菌薬です。
男性の性器カンジダの場合はクリームタイプの外用薬で治療します。
女性の膣カンジダは内服薬と、直接膣の奥に挿入し一定期間かけて溶ける膣錠で治療するのが一般的です。

毛じらみは駆除するために患部を剃毛して、パウダーやシャンプーの薬剤を使います。
成虫も卵も簡単に取れるものではなく、薬をつけてしばらくおいて洗い流すという行為を繰り返します。
毛じらみが下着や衣類、寝具などに移ることもあるので、60度以上の湯による洗濯かアイロンがけによる殺虫が必要です。

亀頭包皮炎は、黄色ブドウ球菌などの雑菌が原因の場合は抗生物質の内服薬と外用薬、カンジダが原因の場合は抗真菌剤の外用薬を用います。
かゆみが酷い場合は少量のステロイド剤も使うこともあります。

外陰炎には接触性と感染性があり、接触性の場合は炎症やかゆみを抑える抗ヒスタミン薬のクリームや軟膏が使われます。
感染性の場合は原因に対応する抗生剤や抗真菌剤の内服薬が併用されるのが一般的です。

疥癬はヒゼンダニを殺す目的の内服薬と外用薬の他に、かゆみに対しては抗ヒスタミン薬を内服します。
いんきんたむしは股部白癬といって水虫の一種で、通常は抗真菌薬の外用薬を使いますが、症状によっては内服する場合もあります。

性病の治療は、原因となる細菌・真菌類や虫などを殺菌・駆除して症状を抑えたり完治させることが主目的です。
強いかゆみに対しては抗ヒスタミン薬やステロイド剤が処方されることがありますが、性病の種類によってはかゆみが消えたかが治療を終了させる目処になる場合があります。
かゆいからといって自分で市販のかゆみ止めを使用するのは避けるべきです。

以上の性病を予防するためには、普段から陰部を清潔して通気性を良くすることが大切ですが、陰部を洗い過ぎるのはバリアの役割を果たす常在菌も洗い流すので禁物です。