トリコモナスとは膣トリコモナスという言葉にもあるように、一般的に性病として認知されています。トリコモナスは寄生生物で、潜伏期間も長く、本人は症状が出るまで気づきにくいという特徴があります。このトリコモナスにならないための感染ルートについてや、症状や治療方法について理解しましょう。

  • ホーム
  • 日本で最も感染者数の多い性病はクラミジア

日本で最も感染者数の多い性病はクラミジア

現在日本で一番感染者の多い性病はクラミジアです。
平成28年は2万4396人が報告されています。
これは報告数なので、感染していることに気づかずにいる潜在患者がたくさんいると推測されています。
10代のおよそ1割で感染しているという報告や、女子高校生の13.1%、男子高校生の6.7%で感染しているという報告もあります。

セックスパートナーがクラミジアに感染していた場合は、1回のセックスで感染するリスクはおよそ50%と言われているので感染力が強いと言えます。
近年は、オーラルセックス(口を使ったセックス)も一般的になっていますが、相手が咽頭感染していた場合は、ディープキスでも移る可能性があります。

こうして、口から口、口から男性性器、口から女性性器、性器から性器と感染していきます。
そして女性の8割は特に自覚症状がなかったと言っているので、感染したことに気がつかずに不特定多数のセックスパートナーと性交渉を持つと、たちまちにして感染を拡大することになります。
セックスパートナーも不特定多数と性交渉を持っていた場合は、それこそネズミ算式に蔓延することになります。
症状がないために治療を受けることもなく不特定多数と性交渉を持ち続けることが原因で、16~25歳までに100万人を超す感染者がいるだろうと言われています。

クラミジアになった場合、痛い治療や怖い治療をしなければならないのではないかと不安に思って婦人科を訪れない人もいるようですが、治療法は薬を飲めばよいので怖がらずに婦人科を受診してください。
ジスロマックというマクロライド系の抗菌薬を服用することが多いです。
一般名はアジスロマイシンです。

副作用は下痢が0.91%の出現率、嘔吐が0.4%の出現率ですが、それほど強いものではありません。
基本的にはお腹が空いている食前の服用ですが、下痢や嘔吐が気になる人は食後2~3時間くらいして服用すると良いでしょう。
医師から指示された使用方法を守って服用してください。
途中で服用を止めると、菌を完全に死滅することができず、かえって菌が耐性を持ってしまうことになります。
最後まできっちりと服用してください。

クラミジアは発覚後すぐに治療するのが大切

クラミジアの治療法は基本的に有効成分アジスロマイシンを含むジスロマックの服用で完治でき、ジスロマックの使用方法は1回飲むだけと飲み忘れの心配がない薬です。
マクロライド系の副作用はそれほど強いものではないものの体質によっては副作用の症状が強く出る場合もあるので、医師に指示された使用方法を必ず守りましょう。

感染力が強い性病にもかかわらずクラミジアは感染に気付かずにいる潜在感染者がたくさんいると推測されるほど、症状があらわれにくい特徴があります。
気付かずにいるだけ症状は進行していて、自覚症状が出るころには症状が進行してしまっているということも多いものです。
クラミジアの症状が出ていなかったからといって症状が出てからも放置すると男女共に不妊の原因になります。

男女共に性器は菌が繁殖しやすい環境です。
男性の場合、尿道、前立腺、睾丸に症状がでますが、前立腺は症状が出にくい場所であるため気付かずに睾丸まで進行してし、それが両方の睾丸に及ぶと不妊症になります。
女性の場合は膣から子宮内膜、卵管、腹膜などに症状が出ますが卵管がふさがる原因となるため不妊症になるリスクが高いものです。
また、女性の場合は母子感染などのリスクもあります。

クラミジアは一度感染して完治しても再度感染してしまう可能性があるという特徴もあります。
パートナーがいる方は相互に感染を繰り返してしまうリスクもあるため、発覚後はすぐに治療を開始することが感染拡大と再感染を防ぐ対策です。
薬を一回飲むだけですぐ治る性病だと安易に考えていると不妊症など将来にかかわる病気を起こす可能性もあります。
病院を受診する気恥ずかしさを感じる方もいると思いますが、発覚後はすぐに治療を開始しましょう。